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ブレントフォードとの契約が今月末に切れ、去就が注目されているクリスティアン・エリクセンだが、どうやらブレントフォード残留か、マンチェスターユナイテッド移籍の2択に絞られたようだ。

エリクセンは、昨シーズン、ブレントフォードに加入する前、ヨーロッパ選手権の試合中に心臓発作で倒れてからの復帰を目指し、現マンチェスターユナイテッド監督のエリック・テンハーグが当時監督を務めていたアヤックスでトレーニングをしていたことがある。(元々エリクセンは、アヤックスからスパーズに移籍した経緯がある。)

ブレントフォードよりも、金銭的な条件は良いユナイテッドで、かつテンハーグのもとで新しいフェーズに入るユナイテッドへの加入は、魅力的な選択のようにも思えるが、そう単純な話でもないようで、エリクセンも彼の家族も、ロンドンでの生活が気にいっており、マンチェスターへの移住に難色を示しているともいわれている。

また、ワールドカップを控えたデンマーク代表としてプレーすることを望んでいるエリクセンは、毎試合出場することを重視しているという。

スパーズへの復帰も囁かれていたが、すでに中盤の選手として、ロドリゴ・ベンタンクールや、今シーズンの移籍市場で獲得したイヴ・ビスマ、エリクセンとおなじデンマーク代表のホイビュルク、怪我からの復帰中ではあるがオリバー・スキップなど人材がそろっており、こちらの可能性はなくなったと思われる。

エリクセンにとって、お金の優先度は高くなく、ブレントフォードには、同じデンマーク代表の選手がおり、監督のトーマス・フランクもデンマーク人であり、彼にとって、よいプレー環境が整っており、ユナイテッドがオファーを出したからといって、ブレントフォードの芽がなくなったわけではない。

10年前には、マンチェスター・ユナイテッドは常勝チームとしてプレミアリーグに君臨しており、ブレントフォードは、リーグ1(3部相当)が定位置の弱小クラブであったが、その2チームが、現在同じ選手を巡って争う状況になっている。

エリクセンの価値、なぜユナイテッドが狙うのか?

エリクセンが加入する前もブレントフォードは、降格争いをしているような状態ではなかったが、それでも彼が加入後、チームのパフォーマンスは劇的に向上した。

彼が出場した10試合で7勝、一方で、彼が出場していない28ゲームでの勝ち星はわずか6勝にとどまっている。

実際、彼自身の数字を見ても、(彼が復帰した以後の比較で)チャンス創出数とファイナルサードへのパス供給数は、リーグで3位を記録しており、パス成功率、クロスの数、ゴールアシストなどでみても、ユナイテッドの中で、彼と渡り合えるのは、ブルーノ・フェルナンデスぐらいである。ポグバ、マタ、マティッチが退団し、リンガードも退団が既定路線である状況で、移籍金ゼロで、プレミアでの実績もあり、昨シーズンも、フルでプレーしたわけではないが、衰えのないパフォーマンスを見せたエリクセンを熱望するのも理解できる状況である。

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プレミアリーグ 移籍情報


プレミリーグ順位表

順位チーム名勝点得点失点
1マンチェスターC93382963992673
2リバプール92382882942668
3チェルシー743821116763343
4トッテナム713822511694029
5アーセナル693822313614813
6マンチェスターU583816101257570
7ウェストハム56381681460519
8レスター523814101462593
9ブライトン51381215114244-2
10ウルブス5138156173843-5
11ニューカッスル49381310154462-18
12クリスタル・パレス483811151250464
13ブレントフォード4638137184856-8
14アストン・ヴィラ4538136195254-2
15サウサンプトン4038913164367-24
16エバートン3938116214366-23
17リーズ3838911184279-37
18バーンリー3538714173453-19
19ワトフォード233865273477-43
20ノリッジ223857262384-61