昨シーズンのサウジ・プロリーグのチャンピオンであるアル・イティハドは、成績不振を理由に元トッテナムの監督ヌノ・エスピリトゥ・サントを解任した。

49歳のヌノは、トッテナムを解任された８ヶ月後の2022年7月にアル・イティハドの監督に就任していた。アシスタントコーチのハッサン・ハリファがチームの暫定監督を務めるという。

元ウルブスのボス、フレン・ロペテギに次の監督としてのオファーがあったといわれているが、ロペテギはプレミアリーグでの機会を狙っており、難色を示しているという。

ロペテギは昨シーズン13位でウルブスを導いた後、チームと衝突し、8月にボーンマスを残留に導いたゲーリー・オニールに監督を交代してから、現在は無所属になっている。スペインでの報道によれば、アル・イティハドからのさらに大きなオファーがあればロペテギをイングランドから引き離すことになるかもしれない。

アル・イティハドは、その他の候補として、元フランス代表およびパリ・サンジェルマンのボス、ローラン・ブランや元レアル・マドリードのマネージャー、ジネディーヌ・ジダンにも関心を持っているとも言われている。

ポルトガル人監督のヌノは、2017年から2021年までウルブスで一定の成功をおさめ、モウリーニョの後をついでスパーズの監督となったが、わずか4ヶ月で、プレミアリーグ10試合中5試合を落とした後、アントニオ・コンテに交代させられた。

その後、ヌノは、ジッダを拠点とするアル・イティハドを昨シーズンのサウジタイトルに導いたが、今年6月にリーグへのスター選手の大量流入の一環としてクラブに加入した元レアル・マドリードのストライカー、カリム・ベンゼマとの関係がうまくいっていないともいわれていた。

元リバプールのミッドフィールダー、ファビーニョや元チェルシーおよびレスターの選手、エンゴロ・カンテもアル・イティハドでプレイしており、現在サウジプロリーグで6位に位置している。