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チェルシーの売却問題もイギリス政府の正式な承認をもって解決し、新オーナーであるトッド・ベーリー率いるコンソーシアムのチェルシー監督のトーマス・トゥヘルへのサポートも、移籍による選手獲得を中心に本格化していくことになる。

チェルシーは、ロシアのウクライナ侵攻によって前オーナーのアブラモビッチが、イギリス政府から制裁を受けたことでクラブ運営に携われなくなり、チェルシーを売却することになった。

その間、およそ3ヶ月、移籍による選手獲得はもちろん、売却も既存選手との契約交渉もできなくなり、結果、今シーズンDFのエースでもあったアントニオ・ルディガーを無償で失うことになった。

それに加え、同じくDFのアンドレアス・クリステンセンも契約満了でバルセロナに移籍することになっており、そのバルセロナは、マルコス・アロンソやセサル・アスピリクエタも狙っていると言われている。

したがって、補強最重要ポジションは、DFラインであり、現時点で最初の獲得選手になると見られているのは、昨シーズンもねらっていたセビージャのジュール・クンデである。チェルシーは、ライプツィヒのヨシュコ・バルディオルにも興味をもっている。

クンデは23歳のフランス代表で、右センターバックとしてプレイしており、獲得には5,000万ポンド(日本円で80億円程度)が必要になる。

バルディオルは、ヨーロッパでも評価が高いクロアチア人DFで、3バックの左が定位置で、ルディアーの代役として期待されている。

それ以外にも、ビジャレアルのパウ・トーレス、アトレティコ・マドリードのホセ・マリア・ヒメネス、トリノのグレイソン・ブレーメルをリストアップしている。

ただし、グレイソン・ブレーメルに関しては、インテルやトッテナムも関心を持っている。

中盤は、今シーズン、ローン先のクリスタル・パレスでブレイクしたコナー・ギャラガーにチャンスが与えられると思われるが、その一方で課題もあり、カンテとジョルジーニョが来シーズンに契約が切れるため、去就が注目されている。

ジョルジーニョに関しては、ユベントスが関心を持っている。

長く噂されているウェストハムのデクラン・ライスに関しては、巨額の移籍金がネックとなり、今シーズンの獲得は見送られることになりそうだ。

どこまでの補強ができるかは、選手の売却によって、どれくらいの資金が調達できるかに依存するが、現在No.2キーパーになっているケパ・アリサバラガは、よいオファーがあれば売却される見込みだ。

トゥヘルは、攻撃陣の強化も希望しているが、どこまで希望が叶えられるかは、ベルナーやツィエク、プリシッチなどの買い手が見つかるかによる。

ルカクの去就も、現時点では不透明である。

チェルシーは今シーズン攻撃陣が不安定で、トゥヘルも補強を希望するエリアだが、フォワードの獲得候補としては、来シーズンで契約が切れるシティのラヒーム・スターリングをモニターしている。

スターリング自身も、新しい挑戦ができる環境を探しているとも言われている。

その他、ライプツィヒのクリストファー・エンクンク、のナサン・デイビッド、ベンフィカのダルウィン・ヌニェス、バルセロナと契約が切れるオスマン・デンベレがリストアップされている。

これらの選手の獲得のため、今シーズン、ローン先のサウザンプトンでブレイクした20歳のFW、アルマンド・ブロヤを売却することになるかもしれない。

ブロヤに関しては、ウェストハムが興味を持っている。

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プレミアリーグ 移籍情報


プレミリーグ順位表

順位チーム名勝点得点失点
1マンチェスターC93382963992673
2リバプール92382882942668
3チェルシー743821116763343
4トッテナム713822511694029
5アーセナル693822313614813
6マンチェスターU583816101257570
7ウェストハム56381681460519
8レスター523814101462593
9ブライトン51381215114244-2
10ウルブス5138156173843-5
11ニューカッスル49381310154462-18
12クリスタル・パレス483811151250464
13ブレントフォード4638137184856-8
14アストン・ヴィラ4538136195254-2
15サウサンプトン4038913164367-24
16エバートン3938116214366-23
17リーズ3838911184279-37
18バーンリー3538714173453-19
19ワトフォード233865273477-43
20ノリッジ223857262384-61