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「降格争いラウンド2」が発生しそうである。

先日、クリスタル・パレスとの1戦で、3-2の劇的な逆転劇によって、プレミアリーグ残留を決めたエバートであったが、新たな問題が浮上している。

先週、バーンリーとリーズが共同で、プレミアリーグに書簡を送り、エバートンが、リーグが定めたクラブの財政の健全性を保つためのルールに違反していると主張しているという。

リーグには、各クラブが持続的で安定的な運営をするためのルールとして、3年間で1億500万ポンド以上の赤字を出すことを禁止している。

ところがエバートンは、先日の決算で、3年間で3億7,200万ポンドの赤字を報告している。バーンリー・リーズ側は、この数字に対して、プレミアリーグ側がどういった調査をしたのか、したとしたらどういった結論になっているのか、制裁を課すのかなどの確認を求めている。

ここには1点ポイントがあって、コロナ禍に関連した損出は、1億500万ポンドルールから除外して良いことになっており、エバートンの報告では、過去2シーズンでのコロナ禍による損出で1億7,000万ポンドが計上されている。

この数字も問題となっており、過大な「コロナ赤字」を計上して、ルールを回避しているのではないかというのも、バーンリー、リーズ側の主張のようだ。

実際、同規模のクラブと比較しても、その数字は群を抜いており、ニューカッスルは、「コロナ赤字」で4,000万ポンド、アストン・ヴィラは5,600万ポンドを計上しており、エバートンの赤字と比較して3分の1程度で、エバートンの「コロナ赤字」が群を抜いていることがわかる。

バーンリーとリーズは、独立した委員会が早急にエバートンの財政状況を調査することを要求しているが、エバートン側は疑惑を否定しつつ、リーグと協調していくとしている。

バーンリー、リーズ、プレミアリーグともに現時点で、公式なコメントを発表していない。

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