思いも寄らないギリギリの降格争いをしているエバートンがクリスタル・パレスをホームに迎えた1戦。
前半のうちに、クリスタル・パレスのジャン=フィリップ・マテタとジョルダン・アイェウにゴールを決められ、0-2となり、やはり68年間つづいたトップリーグ在籍が本当に終わりをつげるのかもしれないと思われた試合だったが、後半に劇的な変化が起きる。
後半になると、リーグでも屈指の熱狂的なサポーターに後押しされながら、ファイティングスピリッツを取り戻したエバートンが反撃を開始する。
後半54分には、マイケル・キーンがゴール前のもみ合いからゴールを決めて、勢いを取り戻すと、後半75分、リシャルリソンがゴールを決めてゲームを振り出しに戻した。
クライマックスは後半85分に訪れた。
今シーズン、ケガでほとんど出場できなかったドミニク・キャルバート・ルーウィンが、デマライ・グレイのフリーキックをダイビングヘッドで決めて逆転に成功する。
試合はそのまま終了したが、試合終了直後、興奮が最高潮に達したファンがピッチに乱入し、青色の発煙筒がたかれるなど大混乱となったが、いずれにせよ、1試合を残してエバートンのプレミアリーグ残留が決定した。