ショーン・ダイチは10年近く努めたバーンリーの監督を先月解任された。その当時、バーンリーは、安全圏まで4ポイントの18位で、降格圏内で苦しんでいた。
その後、暫定監督になったマイク・ジャクソンの元、5ゲームで3勝をあげ、一時は降格圏を脱出したが、今はまた降格圏に戻っている。ただ、自力での脱出の可能性を残している。
そのショーン・ダイチが、解任後始めて、Second Captainsというメディアで、インタビューに答え、バーンリーがプレミアリーグに残留することを願っていること、将来については幅広く考えていることなどを語った。
まず、解任に関して、当時バーンリーにエッジ(鋭さ)がなくなったことを認めつつ、決定がなされたことに何の問題もないと思っているが、解任のタイミングには驚いたという。
「(解任を伝えられた)タイミングにには驚いたよ。その日は日曜日の試合で負けた後の金曜日だったからね。」
実際、メディア内でも、その時にダイチの解任が近いとは思われていなかった。
日曜日のノリッジ戦に破れたが、すぐに解任することもなく、金曜日になり、その日ダイチは次の試合にむけて記者会見も予定しており、2日後には試合が控えていた。したがって、首脳陣も2-0でノリッジに破れた時点では解任を考えていなかったと考えられている。
解任を告げられた時に関して、ダイチは、話は5分で終わったことを明かしつつ
「アラン(会長)は、金曜の朝になって、会いたいって言ってきたんだ。金曜日に変だなっておもったけど、その時私はジムにいたんだけど、"1分でいきます"と伝えたんだ。話はシンプルだったよ。"我々は、替えようと思っている"ってね。」
合わせて次の仕事に関しては、
「海外で働くのもいいと持っているよ。どこの国でも全く問題ないよ。」
とも語っている。
ダイチの元、バーンリーは最期の6試合5敗で、リーグ戦30試合で4勝にとどまっていた、
だが、ダイチの元で、バーンリーは2回のプレミアリーグ昇格を成し遂げ、予算が限られた弱小クラブのバーンリーを5シーズン連続でプレミアリーグに残留させた実績をもつ。サポーターにも、選手にもギリギリまで支持されていた監督でもある。
「我々は、エッジ(鋭さ)がなくなっていたんだ。状況理解とか組織力とかでなくて、こういう時、選手たちはエッジが必要なんだよ」
「オーナーの変更、契約問題、けが人とかコロナとか、いろんなことがあったけど、監督の仕事はゲームに勝つことだからね。」
「前は瀬戸際の中でやってきたけど、その時も言い訳はしなかったよ。だから今さらする必要はないだろ?」
「バーンリーが残留して、また再建が始まると思うけど、10年後に彼らが振り返った時に"ショーン・ダイチと仲間達があの時期にすごいことをしてくれたんだ"って思ってくれたらいいよね。それこそが本当のレガシーだからね。」