1対1のドローで終わった現地時間5月7日に行われたリバプール対トッテナム戦。直後のインタビューで、リバプール監督のユルゲン・クロップが、トッテナム監督のアントニオ・コンテがとった戦術を「私はこんなサッカーは好きじゃない」と批判した。

この試合のスパーズのボセッションは35%であったが、粘り強く守り抜き、カウンターアタックで何度か決定機をつくっていた。

シュート数は、リバプールが22で、スパーズは8本であったが、枠内シュートは両チームとも3であり、リバプールの1点も、ルイス・ディアスが放ったシュートがロドリゴ・ベンタンクールにあたって、軌道がそれて決まった得点であった。

2対2で引き分けた前回の対戦の時も、クロップは、スパーズの「ロングボールのサッカー」を批判して、(自分だったら、)「ワールドクラスのプレイヤーに、こんなサッカーをさせられない」と述べていた。

今回も、5バックで守っていたスパーズの守備に対して、

「私がわるいんだろうけど、申し訳ないけど、私はこんなサッカーはすきじゃあない。でも私の個人的な見方だよ。彼らはワールドクラスなんだから、もっと(積極的なサッカーが)できたんじゃないかか。」

「(スパーズの)リバプール戦でのポゼッションは、36.38%(今回の試合のポゼッションは35%)だったよね。でも、これは私の問題なんだけど、こういうふうなサッカーをするように指導はできないよ。ワールドクラスのプレイヤーが、みんなボールをブロックしていたよね。アトレティコ・マドリードも同じことしてたね。まあ、いずれにせよ彼らは勝ったんだからいいんじゃない。私がそういうことができないってだけで。彼らのすることには敬意をもっているよ。自分とは違うってだけで」

彼はトップクラブで守備が堅いチームに敗れると、このような発言をすることが多く、前出のアトレティコ以外には、モウリーニョ時代のユナイテッドに引き分けた時も同じようなことを発言している。

一方で、試合前時点で、今シーズン全試合でクラブ記録となる139点をあげているチームに対して「リスクをおって、攻撃的になれ」と批判することも、あの試合でスパーズが異常に守備的だったと批判することも、リスクをとっていないという批判も(特に最後の場面におけるホイビュルクの攻撃参加などもみると)、クロップの個人的な意見ということではあるが、あまりに偏った発言のようにも見える。
※ちなみにスパーズは、コンテ就任以後でみると、リバプール、シティに次ぐ得点をあげている。

いずれにせよ、この引き分けでリバプールの前人未到の4冠の夢は難しくなった。

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順位チーム名勝点得点失点
1マンチェスターC86352753892168
2リバプール83352582872364
3チェルシー673519106703139
4アーセナル663521311564214
5トッテナム623519511604020
6マンチェスターU583716101157561
7ウェストハム553616713574611
8ウルブス50351551535341
9ブライトン47361114113842-4
10クリスタル・パレス443510141146424
11アストン・ヴィラ43341341747470
12ブレントフォード4336127174452-8
13ニューカッスル43361110154061-21
14レスター4234119144956-7
15サウザンプトン4036913144161-20
16エバートン3534105193756-19
17バーンリー3435713153249-17
18リーズ3435810173974-35
19ワトフォード223564253270-38
20ノリッジ213556242275-53