「物事がうまくまわりはじめた」
ホームで3-1をヨーロッパのカップ戦を争うライバルとのロンドンダービーに快勝したアントニオ・コンテは満足そうに語った。ハリー・ケインとソン・フンミンが3点すべてに関わる形でウェストハムを圧倒し、11月にコンテが就任した当初は8位であったが、この勝利で5位に順位を上げている。
試合は、終始スパースペースで進み、前半9分には、ケインのクロスに鋭く反応したソンに対応しようとしたウェストハムのディフェンター、クルト・スーマにボールがあたり、オウンゴールでの先制となった。その後、24分にもデヤン・クルセフスキからのパスをうけ、ソンが追加点を叩き込んで2点差をつけた。
その後、ウェストハムのサイード・ベンラーマがコーナーキックの流れから1点を返したが、ソンが、後半88分にも3点目を加えてゲームを決めた。
この勝ちでスパーズは、4位のアーセナルと3ポイント差の5位につけた。(ただし、アーセナルは1試合、試合数が少ない)一方ウェストハムは、スパーズよりも1試合、試合数の消化が多い上に7位に転落し、6位のマンチェスター・ユナイテッドに2ポイント差をつけられることになった。
その試合でもケインとソンの抜群のコンビネーションは健在だったが、2人の連携によるプレミアリーグの通算ゴール数は39となり、通算1位の記録を更新した。また。ソンのケインのアシストによる通算ゴール数も20となり、これはダビド・シルバのセルヒオ・アグエロへのアシストの22とフランク・ランパードのディディエ・ドログバへのアシストの25につぐ3位となっている。