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チェルシーは、アストン・ヴィラで将来を嘱望されていたカーニー・チュクエメカを総額2,000万ポンドで獲得することに合意した。

チュクエメカは、若干18歳にも関わらず、昨シーズン、プレミアリーグに14試合に出場、うち2試合は先発であった。先月行われたU-19ヨーロッパ選手権でのイングランド優勝にも中心となって活躍し、ヴィラはもちろんイングランド国内全体でも将来が期待されている選手の1人であったが、昨シーズン、ヴィラに対して契約延長を拒否したことで、その去就に大きな注目を集めていた。

イングランドのみならず、ヨーロッパのビッククラブからも注目されていたチュクエメカは、総額1,500万ポンドのオファーを出したバルセロナかミラン行きが濃厚ともいわれていた。

ところが先週金曜日になって、チェルシーの共同オーナーのトッド・ベーリーが直接交渉にあたり、初期1,000万ポンド、総額2,000万ポンドの提示をしたことで、チェルシー移籍に話が流れていった。

最近のチェルシーは、スーターリングやクルバリなどの大型補強もありつつ、チュクエメカに代表されるように他クラブの若手有望株の獲得などバランスのとれた移籍活動をている。

アーセナルから18歳の攻撃的MFのオマリ・ハッチンソンを、MLSのシカゴ・ファイヤーから18歳のアメリカ人ゴールキーパーのガブリエル・スロニナを獲得している。現在もパルメイラス所属の16歳のFWエンドリックにも関心をよせており、インテル所属の19歳のミッドフィルダー、チェーザレ・カサデイにはすでに2回オファーを出している。

クンデを逃したチェルシーは、レスターのフォファナを狙っているが、5年契約を残しているレスターには放出の意思はなく、8,500万ポンドというDF史上最高額の値付けがされている。

フォファナ自身は移籍を希望しているともいわれてるが、移籍実現の可能性は低いのが現状だ。

移籍がほぼ確実と思われるククレジャの移籍が実現した場合、退団を希望しているといわれているマルコス・アロンソのバルセロナ移籍が実現するかもしれない。

同じく退団の噂があったアスピリクエタに関しては、契約延長をしたことで移籍の可能性はなくなった。

その他、現在第2ゴールキーパーの地位に序列が落ちているケパもナポリにローン移籍するといわれており、FWのヴェルナーも古巣のライプツィヒへのローンが検討されているようだが、ヴェルナーが年俸カットを受け入れない限り実現しないだろう。

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